前回作に続き星景写真のお話です。
今回ようやく、赤道儀を導入しての撮影にいってきました。
2,3回ほどいってきたので学んだことや事前、現場でやっておくといいことなど書いていこうと思います。
赤道儀をレンタル
前回話していたとおりで早速赤道儀を用意します。
普通に買うと50,000円越えの代物なので今回はサブスク型のレンタルでやり過ごします。
https://www.rentio.jp/products/polarie-u
レンティオを使うと月単位でレンタル可能なので、お試し的に使うことも可能です。
以前も水中カメラを借りて助けられたことがあります^_^
実際手元に来ると結構大きくてずっしりしますね。
コンデジよりはでかいです。(重さもGRの2倍ある)
必要なのは赤道儀だけじゃない
赤道儀とカメラがあればOK!というわけでもありません。
- 屈強な三脚
- 自由雲台(三脚に付属のものとは別途必要)
- 星座表(アプリ) or 北極星を見つける知識
- 予備の単三電池/モバイルバッテリー
この辺の装備はマストなので忘れずに用意しましょう。
屈強な三脚
赤道儀とカメラを合わせるとそこそこの重量になるので、それに耐えうる三脚を用意してください。
電池込みで赤道儀が600gくらい、GRⅢxで277g、雲台等々も含めて1kgってところですかね。
もちろん一眼ならもっともっと重くなります。
長時間露光するとなると、風の影響でブレたりするのでその点でも屈強な方が安心です。
使っているのはこちら。
自由雲台
また忘れがちなのが2個目の雲台です。
三脚↔︎赤道儀、赤道儀↔︎カメラをつなげるのに雲台が二つ必要なので要注意です。
星座表(アプリ) or 北極星を見つける知識
赤道儀を設置する際には北極星の位置に合わせる必要があるので、北極星を見つけられるようにしておきましょう。
目視での見つけ方はググると出てきますが、北斗七星とカシオペア座の間にあります。
不安な人はアプリなど入れておくと安心です。
星座表
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予備の単三電池/モバイルバッテリー
赤道儀は電池あるいはUSB-Cケーブルからの給電で駆動します。(本体への充電は不可)
そのため撮影中に電池が切れたり、モバイルバッテリーの残量がなくなるリスクがあります。
そういった事態に対処できるように予備の電池などを持っておきましょう。
事前に練習しておく
現場にいくと真っ暗だしこの時期は寒いので事前に自宅で設置練習をしておきます。
こんな感じ。
最初はちょっとややこしいですが、一度取り付けてしまえば2回目以降はそのま使えます。
いざ現場へ(作例紹介)
一通り準備ができたので現場へ行きます。
いくつか作例を紹介。
▼タップで画像を拡大
撮影地は神割崎(宮城県, 石巻市)、田束山山頂の第一駐車場(宮城県, 南三陸町)。
後者はまぁまぁ大崎方面の街明かりが入るので、基本的には神割崎が無難です。
気仙沼の唐桑半島も狙っているのですがなかなか天候が振るわず…
- 撮影モード:M
- 焦点距離:∞
- タイマー:2秒
- 手ぶれ補正:OFF
- ローパスセレクタ:強
- 露光時間:30秒
- F値:2.8
- ISO感度:1250
前回の投稿に載せた、赤道儀なしのもの(作例)と比べると大分明るくなっていると思います。
GRⅢxのインターバル合成なんかを使うと5枚目みたいに天の川もおさめられます。
おわりに
というわけで今回はPOLARIE U×GRⅢxで星景写真をとる、というテーマでお送りしました。
来月の新月期はボリビアのウユニ塩湖から星空を堪能する予定なので、気が向いたら記事にしようと思います。
そもそもカメラについての話はこのあたりで書いているので、合わせてご覧ください。
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